「東レ パン・パシフィック・オープン」のシングルス準決勝で大坂なおみ(日本)がエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を逆転で下し、日本勢では1995年のクルム伊達公子(日本)以来となる21年ぶりの優勝へ王手をかけました。
今回は女子テニス界で話題となっている彼女の家族や、なぜ日本代表として試合に出ているのかなどについて調べてみました。
大坂なおみのプロフィール
名前: 大坂なおみ(おおさか なおみ)
国籍: 日本、アメリカ合衆国
出身地: 大阪府大阪市
生年月日: 1997年10月16日(18歳)
身長: 180cm
体重: 69kg
利き手: 右
バックハンド: 両手打ち
デビュー: 2013年
世界ランク: 66位(2016年9月)
日本人の母親とアメリカ人の父親を持ち、現時点ではフロリダを拠点に活動をしている。
姉のまりと一緒に父の手ほどきでテニスを始め、14歳の頃からプロサーキットを中心として腕を磨く。2014年の米国ツアー大会ではパワフルなサーブと、スイングスピードの速いフォアの強打を武器に元全米覇者であるスサマンサ・ストーサーを破った。
大坂なおみの父母姉の画像がこちら!
大坂なおみの家族の写真を見つけましたのでご紹介します。
大坂なおみの父 レオナルドさん
父はハイチ出身のアメリカ人です。バスケットボールなどのスポーツは好きなようですが、テニスを本格的にやった経験は無いそうです。
大坂なおみの母 環(たまき)さん
母は日本人です。母親も同様に、スピードスケートに打ち込んだ過去はあるそうですが、テニスはほとんど経験が無いそうです。
大坂なおみの姉 まりさん
大坂なおみと共に父の手ほどきでテニスを始め、現在はプロテニスプレイヤーとして活動されているそうです。2歳年上とのことです。
大坂なおみのサーブは時速200キロ越で錦織圭クラス!
大坂なおみは昨年の東京で開催された東レパンパシフィックオープン(PPO)初戦で、女子では滅多に見れない超高速サービスを放ちました。
スピード計測計に示された数字は、時速200キロです。錦織圭のサーブ速度が約201キロと言われているのでほぼ同等のスピードを出していることが分かります。女性にも関わらずすごくパワフルなサーブを打ちますね。
この試合では負けてしまいますが、試合後のインタビューでは「どんなにサービスが速くても、ポイントが取れなくては意味がない」と答えています。このサーブをコントロールすることができれば怖いもの無しですね。
大坂なおみ 205km/hの弾丸サーブ
大坂なおみの強さの秘訣とは?
大坂なおみがテニスの才能を発揮しているのはなぜでしょうか?福原愛のように小さい頃から英才教育を受けていたのでしょうか?
疑問に思ったので調べてみましたがプロのコーチによる本格的な指導などは、16歳までは受けた経験が無いそうです。それにも関わらず10歳の頃からテニスの世界で頭角を現し始めたと言います。そのような環境下でなぜ強くなれたのでしょうか?
大坂なおみは2014年にサマンサ・ストーサーに勝った試合のインタビューで「今回の勝利がテニス人生で一番嬉しい試合だった?」と聞かれます。その問いに対して「それより、ずっと勝てなかった姉に14歳頃に勝てた時の方が嬉しかった」と答えています。
このことから姉の存在が大きかったことが分かりますね。3歳の頃からテニスを始めたと言いますが、身近に越えたい目標があったからこそテニスに打ち込むことができたのではないでしょうか。
大坂なおみを巡って日米争奪戦が勃発!
大坂なおみは関係者の誰もが「将来はTOP10間違い無し」と評するほどの才能を持っています。
アメリカ側は大坂なおみに強い関心を持っており、試合をよくチェックしているそうで、USTA(全米テニス協会)によると女子代表のフェルナンデス監督が父であるレオナルドさんに「すべての面倒を見る」とまで約束したと伝えられています。
東京五輪では米国代表ではなく、日本代表として彼女の姿が見れることに期待したいところですね。
大坂なおみの国籍はどうなる?なぜ日本人選手として出るのか?
上記でも触れましたが、大坂なおみは日本とアメリカの二重国籍です。そのためオリンピック強化選手として注目されています。日米で争奪戦が繰り広げられているとのことですがこれほどの将来有望な選手なので無理もない話ですね。
本人は東京五輪では日本代表で出るのが夢と話していることから何かしらの日本への憧れがあるのだと思います。ボールボーイからタオルを受け取るときに、彼女はペコリと丁寧に頭を下げます。その仕草がとても日本人的であることを指摘すると「ちゃんとできてる?お姉ちゃんは止めろって言うんだけれど、私は日本の人たちに失礼がないようにしたくて……」と答えています。
日本の法律では、22歳までにどちらの国籍にするのか決めないといけません。22歳ということは2019年の誕生日までに決めなければならないということになります。まだ先の話ですが彼女は日本を選んでくれるのでしょうか?
大坂なおみは日本語を話せるの?
大坂なおみのインタビューを聞くと、彼女は簡単な日本語しか話せないことが分かります。
彼女は日本で生まれましたが、4歳の頃に一家でアメリカへ移住しています。言語を習得する時期にアメリカに住んでいた訳ですから日本語よりも英語の方が流暢に話せるということですね。
日本語を織り交ぜて話す様子を見ると日本語習得に意欲的であると感じることができます。
大坂なおみのインタビュー
大坂なおみがtwitter(ツイッター)を始める!
大坂なおみが最近twitterを始めました。つぶやきは英語がほとんどですが日本語も交えてくれるあたりを見ると親しみが湧きますね。
わたしはうちきなひと. Lol me at all social events. Me trying to make friends. Me trying to buy something. Me ordering food. #helpme #pls pic.twitter.com/1GNEUU0pOP
— NaomiOsaka大坂なおみ (@Naomi_Osaka_) September 21, 2016
おわりに
大坂なおみの国籍や家族などについて見てきました。サーブの速度があの錦織圭に匹敵しているというのには驚きました。まだ18歳なのでこれからバンバン活躍してくれるでしょう。
二重国籍の彼女ですが現時点では東京オリンピックは日本代表で出たいと言ってくれているのは嬉しいことですね。
東京オリンピックが開催される頃には世界のトップ選手になっている可能性が高いので、今後が非常に楽しみな選手です。