黒石よされ写真コンテスト2016の最高賞がいじめ問題で亡くなった葛西りまさんの写真に決定しました。

この写真は一旦最高賞の予定であったにも関わらず市長の考えで取り消しとなっていました。

今回は黒石よされ写真コンテスト2016で葛西りまさんの写真が最高賞になるまでの経緯について見ていきましょう。

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葛西りまさんについて

青森市立浪岡中学校2年だった葛西りまさん(当時13歳)はいじめを苦に2016年8月25日に列車に飛び込んで自らの命を断ちました。

彼女のスマホには「もう行きていけそうにない」「耐えられません」「先立つ不幸を許して下さい」「13年間ありがとう」などの言葉が遺書として残されていました。

葛西りまさんが受けたいじめの内容について

葛西りまさんは遺書で、いじめ加害者に対し「二度といじめたりしないでください」というメッセージを遺していました。

いじめは継続的に受けており、トイレで激しく暴力を受けるなど想像を絶するものであったという情報があります。

黒石よされ写真コンテスト2016について

黒石よされ写真コンテストは一般社団法人黒石観光協会のもとで開かれるコンテストで、第一回の1994年から毎年開かれています。

1997年の第四回からは公式サイトに掲載されています。

今回のテーマは2016年の黒石よされ(日本三大流し踊り)期間中の写真です。

各賞の内容は以下の通りとなっています。

黒石市長賞:【1点】賞状・トロフィー・賞金1万円・副賞
黒石商工会議所会頭賞:【1点】賞状・トロフィー・賞金1万円・副賞
黒石観光協会会長賞:【1点】賞状・トロフィー・賞金1万円・副賞
入選:【3点】賞状・副賞
おまつり賞:【1点】賞状・副賞
ほのぼの賞:【1点】賞状・副賞

 

祭りSP:黒石よされ

黒石よされ写真コンテスト2016の最高賞決定までの経緯

8月15日:カメラマンが黒石よされで写真を撮影する
8月20日:カメラマンがコンテストに応募する
8月25日:生徒が列車に飛び込み命を絶つ
10月11日:応募写真が市長賞に内定する
10月11日:被写体の家族に所属団体が連絡し、遺族は快諾する
10月13日:被写体が亡くなった方ではふさわしくないとして市長が市長賞を取り消す
10月14日:撮影者に辞退を要請し、遺族に経緯を説明する
10月15日:実行委員長が市長の意向に同意する
10月17日:市長賞の内定取り消しが日本中で話題となる
10月19日:内定取り消しを辞めて市長賞とすることを発表する

 

いじめに苦悩している中、葛西りまさんは亡くなる10日前に黒石よされで津軽手踊りを披露していました。

偶然にも、その姿を見た人物が葛西りまさんの表情の明るさに惹かれて写真を撮影します。

そして、黒石よされ写真コンテスト2016に応募したところ、見事にコンテスト最高章である「黒石市長賞」に内定しました。

しかし、その後、祭りの主催者と黒石市長が「祭りの写真としてふさわしくない」と判断し、市長賞を取り消しました。

このことに対して日本中から怒りの声が続々と噴出し、インターネット上では炎上していました。

市長賞取り消しに対する批判の声には以下のようなものがあります。

「事なかれ主義の市長や委員会は恥を知れ!」
「いきなり受賞取り消しは酷過ぎる」
「写真賞と審議に携わった者達は最悪どころか最低の選択をした」
「臭いものに蓋精神で取り消そうとした担当者は大いに恥じるべき」
「日本的な事なかれ主義の思考は誰もが不幸になる」
「別のところで賞をあげてほしい。こんないい写真、撮った人もグッジョブだよ」
「コンテストから降ろして、かえって全国に知られる、というのが皮肉だな」
「記事から読み解くと相談もなく取り下げた様だね。イジメ側への配慮か?」
「遺族が受賞やら公表ご希望なら、受賞させればいいのに。娘さんの供養にもなるだろ」
「きらめいていた瞬間まで無にする残酷さを感じなかったのだろうか」
「青森県では子供の命より保身の方が重いんですね」
「最優秀賞を撤回させた者達には、猛烈な怒りを抱く」
「この写真で賞が取り消された理由がますますわからないわ」
「こんなに生き生きしたかわいらしいコが…やるせない」
「取り消さなくていいんじゃないの?」
「取消は加害者擁護だったのか?」
「いい写真だな。これは受賞するわ。市長無能」
出典:バズプラスニュース

そして、この状態を問題だと捉えた写真コンテストの主催者が19日に一転して最高賞の市長賞を授与すると発表しました。

おわりに

この問題では、黒石の市役所に全国から抗議や賞の復活を求める電話やメールなどが殺到していたといいます。

ネット上で意見を述べるだけではなく、実際に行動を起こすことが大切ですね。

葛西りまさんのご家族は四十九日に最優秀賞の内定が決まったということで、これは娘からの何らかのメッセージではないかと受取り最優秀賞の内定を喜んでいたそうです。

市長にも考えがあるとは思うのですが、ご家族が喜んでいたにも関わらず取り消すなんてヒドいですね。

最終的には、最高賞受賞となって良かったです。

やはり多くの声というのは何かを動かす力がありますね。